【282】荒川区南千住 貨物駅がある街
隅田川の西岸、南千住に東京ドーム5個分の広大な空間が広がっています。東北や北海道、北関東と東京を結ぶ一大貨物ターミナル、JR隅田川駅です。江戸時代から水運を利用した物流拠点で、周辺には毛織物の「千住製絨所」、川の対岸にも「カネボウ」など近代工業が発展しました。今は再開発でマンションが立ち並び、隅田川沿いも公園として整備されています。
1898年に開業し、当時から北から運ばれてくる貨物の集積地だったそうです。ここから隅田川を利用し、船で都心に荷物を運んでいたとのことです。今はここからは陸運です。
環境問題に対する意識の高まりとともに、貨物列車に再び脚光が集まっています。この駅も能力が増強されたそうです。
北から南下してきた隅田川がいったん東へ方向を変え、再び南へ向かって蛇行していく辺りに広がる瑞光公園。初夏の空気が充満していました。丘の上に立つ地球防衛軍の本部みたいな建物は、都立産業技術高専です。
瑞光公園から隅田川の下流を臨みます。スカイツリーと白鬚橋が見えます。
隅田川の対岸は鐘ヶ淵。カネボウの城下町として栄えた街です。以下3本、周辺を歩いた際のブログです。
瑞光公園と繋がっている隣の汐入公園にはネモフィラが咲いていました。
連休中、マンションが林立する南千住の街は閑散としていました。その中を行くチンドン屋の楽器の音が、かえって静けさを増幅させていました。
南千住のランドマーク、東京ガスのタンクです。石浜神社に迫ってくる圧迫感です。
※Sony α6300で撮影