六義園を訪れた同じ日、近くの旧古河庭園にも足を伸ばしました。和洋折衷のこの庭園は、洋館前に咲くバラが有名ですが、木々が色付く日本庭園の茶室で過ごすひとときもおすすめです。この庭園は古河財閥が大正時代に造ったもので、現在は国指定の名勝となっ…
六義園には何度も紅葉の写真を撮りに来ていますが、このブログに載せるのは初めてかもしれません。徳川五代将軍・綱吉から側用人(そばようにん)として重用された、柳沢吉保の下屋敷と庭園です。訪れたのは2週間前の11月下旬、例年なら見ごろを迎える紅…
「都内の紅葉スポット」と検索すると決まってヒットするのが殿ヶ谷戸庭園。国分寺駅から徒歩5分とアクセスしやすい国指定の名勝です。訪れたのが11月21日とフライング、三分くらいの色づき具合でした。仕方ないので、池に映る紅葉を撮るなど少し工夫しま…
今年の都内は紅葉の当たり年かもしれません。最後まで葉が朽ちることなく、長く紅葉が楽しめそうです。11月中旬のやや古い情報ですが、神宮外苑はきれいに色づいています。 Abbey Road風を狙って撮りましたが、あとでレコードジャケットの写真を見たら、も…
埼玉県の新座に、平林寺という古刹があります。関東在住の人もあまり名前を聞いたことがないかもしれませんが、創建600年を超える歴史ある禅寺です。14万坪の境内に広がる武蔵野の雑木林は天然記念物に指定され、秋になると赤や黄に色づきます。 訪れた…
浅草橋から自転車で両国橋を渡ったら、国技館に色とりどりの幟が立ち、その後ろに東京スカイツリーが悠然と立つ風景に目を奪われました。初場所真っ盛りの国技館は、関取りの入り待ちをする人で歩道が溢れていました。 総武線の高架をくぐると、目に飛び込ん…
枯蓮の上を吹く冷たく乾いた風、上空を飛び回る渡り鳥、上野の不忍池に冬がやってきました。寒々とした寂寥感は、米国人画家アンドリュー・ワイエスが描くメイン州の風景と似ている気がします。行ったことありませんが。 超広角で空を見上げて何枚か撮ってい…
明けましておめでとうございます。昨年は後半に入って完全に更新が滞ってしまいました。今年はもう少し頑張ります。引き続きよろしくお願いします。 ここ最近の新年マイブーム、七福神巡り。今年は港区を歩いてきました。このルートの特徴は、なぜか8つの寺…
すっかり更新が滞り、気がつけば半年が経っていました。そんな怠惰だった令和元年も、最後は上野・アメ横で最後を迎えました。人混み、活気がたまりません。みなさま、良いお年をお迎えください。 大混雑を覚悟していましたが、意外にスムーズに歩けました。…
京成線の堀切菖蒲園駅を降りると、東京東部の古い下町感が満載の街並みが広がっていました。紫陽花が咲く、のんびりとした小道をぶらぶらと10分、綾瀬川沿いに広がる敷地に手入れの行き届いた6000株の菖蒲が咲き乱れていました。 駅を降りて菖蒲園に向…
令和になって初の神田祭。およそ200基の神輿それぞれに新天皇即位を記念した装飾が施されていました。しかし、もともとは朝廷ではなく徳川幕府のお祭りで、祭礼が江戸城内に入っていたことから、天下祭りと呼ばれるようになったそうです。 氏子町会の神輿…
隅田川の西岸、南千住に東京ドーム5個分の広大な空間が広がっています。東北や北海道、北関東と東京を結ぶ一大貨物ターミナル、JR隅田川駅です。江戸時代から水運を利用した物流拠点で、周辺には毛織物の「千住製絨所」、川の対岸にも「カネボウ」など近…
令和元年の3日目、皇居はどんな塩梅になっているかぶらりとしてみました。特別なイベントが行われはいませんでしたが、いつも以上に多くの人が訪れているようでした。浮かれた連休ムードの中、働いている人がここにもいました。4日の一般参賀もこの人たち…
何度も通ってきた皇居東御苑。平成の天皇陛下がまだ吹上御所に住まわれてる間に、満開のツツジを拝みに訪れました。 ツツジが広がる二の丸庭園。 日本人よりも外国人観光客のほうが多いように思いました。 二の丸庭園の池の辺りを彩る黄色い花。名前はわかり…
東武スカイツリーラインの西新井駅からバスに揺られて30分、足立区鹿浜に都市農業公園があります。荒川と新芝川の合流地点に築かれたスーパー堤防、その上に作られた公園です。畑や水田が広がり、四季折々の草花が植えられています。堤防を越えた河川敷に…
4月第2週の週末、上野の桜は盛りを過ぎて少し散り気味。それでも不忍池の水面に浮かぶ花びらをコイが飲み込んだり、少なくなり始めた花をスズメがついばんだり、満開のときとは違った表情が楽しめました。さすが上野の桜だと改めて思いました。人出もさす…
都内で夜桜を見るなら千鳥ヶ淵。なぜなら、スポンサー名の書かれた提灯がぶら下がっていないからです。代わりにスポットライトで桜が局部的に照らされています。1インチセンサーのコンパクトカメラで撮影しましたが、手持ちでも感度を6400まで上げれば…
今年の隅田川の桜祭りは例年より1週間早く、3月最終週に前半戦が開催されました。都内のソメイヨシノが早めに咲き始めたため、「前倒して正解!」などとテレビの情報番組で取り上げられていましたが、開花宣言以降は気温の低い日が続いたため、けっきょく…
前回の投稿で訪れた香梅園から歩いて20分ぐらい、亀戸天神社に着きました。こちらもまだ2分咲き程度でしたが、たくさんの合格祈願者に混じり、蕾を求めて鳥が来ていました。 種類は分かりません、メジロではなさそうです。この枝にずっと止まっていて、素…
東武亀戸線というローカルな電車に揺られ、降りたのは小村井駅。めぼしい商店が見当たらない閑散とした通りを5分ほど歩き、小村井香取神社を訪れました。この周辺には江戸時代、梅屋敷とも呼ばれた「小村井梅園」があったそうです。しかし明治時代に洪水で…
全長400メートル、歩行者専用の吊り橋として日本で最も長い「三島スカイウォーク」からは駿河湾、そして富士山が一望できます。2014年に「伊豆縦貫自動車道」が開通すると三島市は通過するだけの街になる恐れがあったことから、人を呼び込むため、民…
毎年この時期になると、不忍池を見たくなります。黒い池に広がる枯れ果てたハスを見て、寒々とした冬の荒涼感を味わいたいのです。低い位置から斜めに差し込む太陽の光を受け、ハスは黄金色に輝いていましたが、どこか物寂しさが漂っていました。 北から飛ん…
明けましておめでとうございます。読者のみなさま、本年もよろしくお願いします。もう少し更新頻度を増やすことが今年の目標です。 2019年第1弾は、隅田川から見た初日の出です。浅草寺よりもさらに北、言問橋付近から東京スカイツリーの背後の昇る太陽…
すでに日付と年が変わってしまいましたが、2018年の最後はアメ横で雑踏に揉まれ、有楽町のペニンシュラ東京でスパークリングワインを飲んで締めました。みなさま、1年間ブログをお読みいただきありがとございました。2019年もよろしくお願いします…
朝から降り続いた雨が上がり、日比谷公園で開催中のクリスマス市へ。有楽町駅前の東京国際フォーラムは、濡れたアスファルトがイルミネーションを反射させてきらめいていました。 有楽町から丸の内へ伸びる「丸の内仲通り」のイルミネーションも綺麗ですが、…
台東区は日本最大の皮革産業集積地です。「あしたのジョー」で有名な泪橋近くにある玉姫稲荷神社では、4月と11月の年2回、靴の安売り市が開かれます。境内には靴屋が、外には財布などを扱う店が並び、多くの人で賑わっていました。 4月の「こんこん靴市…
今年は三の酉まである年。日曜日と重なり、浅草・鷲神社は大賑わいでした。雑踏の中から「良いお年を〜」なんて声も聞こえ、クリスマスをすっ飛ばして大晦日の雰囲気でした。 「繁盛、繁盛、繁盛」という掛け声があちこちから聞こえ、熊手はよく売れているよ…
銀杏並木が有名な光が丘公園、黄葉のピークを逃した昨年の轍は踏むまいと、今年は1週早く訪れました。が、今年もいまいち。ここ数年は都内の街中を見回しても、あまり綺麗な銀杏の黄葉は見かけない気がします。園内では、地場で獲れた練馬大根など野菜を販…
清澄庭園に隣接する公園です。入園料150円の回遊式庭園と違い、こちらは無料。個人的にはこちらの方が開放感があって好きです。毎年大きなイチョウが見事な黄葉を見せてくれるのですが、今年は夏の猛暑のせいか、あるいは台風の塩害のせいか、色が変わる…
赤穂浪士の47人(プラス1)が眠る寺としてあまりに有名です。播磨赤穂藩主の菩提寺で、浅野内匠頭の墓もあります。47人は討ち入り後、本所から泉岳寺まで歩き、主君の墓前に吉良上野介の首を供えたと言います。寺の背後には高輪の台地をが控え、白金ま…