Shooting Tokyo

東京を撮り歩く

【228】港区白金台 畠山記念館で近代日本の草創期を想う

近代日本の成長を支えた3人の財界人の交流を、彼らが興じた茶の道具を通じて垣間見ることができました。荏原製作所の創業者が収集した美術品を所蔵する畠山記念館で今、3人の交友に焦点を当てた特別展が開かれています。館内は残念ながら撮影禁止でしたが…

【227】台東区上野 「パルコヤ」でガンプラ以来の行列

ちょっと前の話になりますが、上野松坂屋南館の跡地にできた新施設「パルコヤ」へ行ってきました。オープン2日目、しかも週末。ここに並ぶのは、小学生時代にガンダムのプラモデルを求めて行列して以来です。あのときは朝6時から開店時間の10時まで並び…

【226】文京区目白台 永青文庫で細川家の凄さを知る

政権を投げ出し、隠居して陶芸にはまっているお殿さまというイメージの細川護煕元首相ですが、この永青文庫を訪れて名門・細川家の凄さを思い知りました。高級住宅街の目白台にあるここは、細川家の下屋敷跡。葉が色づきはじめた庭園と、国宝を含む細川家の…

【225】中央区佃 秋色に染まる隅田川

都心では木々が徐々に色づき始め、早めに紅葉する桜はもう見頃です。春に薄ピンクの桜の花で覆われる佃島は、秋になると桜の葉で赤や黄に染まります。 石川島公園。江戸時代は人足寄せ場、その後は造船所、今はタワーマンションが建っています。並木の向こう…

【224】文京区本郷4丁目 一葉や金田一が住んだ街

樋口一葉や金田一京助が住んだ界隈を2年半ぶりに再訪しました。文京区という都心にありながら、山がちな地形と点在する古い木造建築、ところどころに生える雑草のせいで、郊外に来たような錯覚に陥ります。静かな住宅街は人やクルマの往来も少なく、歩いて…

【223】墨田区東向島 輝くススキを探して百花園

季節の進行とともに太陽が低くなり、昼間でも光を生かして撮影しやすくなってきました。陽の光と相性の良いススキが群生している都内のスポットをネットで探したら、「特にお勧め」として向島百花園がヒットしました。箱根の仙石原のような量ではありません…

【222】千代田区鍛冶町 さよなら「今川小路」

1カ月以上ぶりの投稿です。昭和25年から続いた神田駅ガード下の「今川小路」が最終日を迎えた9月30日、この飲み屋街を訪ねてみました。午後4時ごろ、わずか一軒だけが最後の営業を前に仕込みをしていました。 神田駅から山手線の高架に沿って日本銀行…

【221】西奥多摩郡奥多摩町 森と渓谷のカフェ

この夏休み、奥多摩で「トレックリング」なるものに挑戦してきました。奥多摩駅から青梅駅まで、20キロ強の多摩川沿いの道を、自転車で走るアクテビティです。天気が良ければ最高だったでしょうが、8月に入って東京はずっと雨。奥多摩も例外ではなく、鳩…

【220】板橋区加賀 旧軍の火薬工場跡

板橋区から北区にかけて点在する旧日本軍の工廠跡。72年前に終わった戦争に思いをめぐらしながら、都営三田線の板橋区役所前駅から徒歩10分の加賀公園へ行ってきました。戦前は火薬製造所があった場所で、園内には今もわずかに遺跡があります。隣接地ん…

【番外32】沖縄県八重山郡 竹富島

いちどアップした投稿を、誤って削除してしまいました。星を付けてくださったみなさま、申し訳ありません。思い出せる範囲で再現し、再掲します。 「今日はとくに暑いよ」。汗を拭きながら冷房の効いた店内に入ると、アクセサリーを作っていた店主が手を止め…

【219】台東区根岸 夏香る正岡子規庵

明治27年から35歳で亡くなるまでの8年間、正岡子規が暮らした家が鶯谷のラブホテル街にあります。故郷の松山から母親と妹を呼び寄せ、ここで結核と闘いながら俳人としての活動を続けたそうです。庭に出ると、生い茂る草木から夏の匂いがしました。 昭和…

【218】台東区上野公園 淫靡な夜市

恒例の上野夏まつりが始まりました。といっても、8月13日までの期間を通じて連日催されるのは、不忍池のほとりに立つ骨董市くらい。裸電球の下に並んだガラク、いや骨董品はどれも怪しく、池から漂う蓮の匂いと相まって、淫靡な空気を放っています。 上野…

【217】足立区西新井 風鈴の群れが鳴り響く

カランカランと一斉に鳴り響く風鈴の音が聞きたくて、今年も西新井太師を訪れました。ここに来る日は、いつも猛烈に暑いです。老舗食堂のかき氷をおいしくいただきました。 全国から集められた500種類の風鈴が、大師の境内で風に揺れています。今年は7月…

【216】千代田区九段北 光溢れる「みたま祭り」

群青色に染まり始めた夜空に、黄色い光がよく映えます。境内を照らす提灯は、大小合わせて3万個以上。今年もお盆がやって来ました。もともとこの時期は祖先を迎える習わしになっていますが、終戦の日が重なっていることで、いちだんと強くお盆の季節感を感…

【215】台東区浅草 夏を告げるほおずき市

毎年7月9、10日に開かれる浅草寺のほおずき市、例年は夕暮れ時に訪れますが、今年は趣向を変えて明るい真昼間に行きました。仄暗い中に裸電球が浮かぶ情景は見られませんでしたが、ほおずきと一緒に売られている風鈴に強い日差しが反射し、夏の到来を感…

【214】台東区松が谷 猛暑のかっぱ橋七夕祭り

今年も大盛況でした、合羽橋の七夕祭り。テキ屋の屋台ではなく、沿道や地方のリアル店舗が露店を出しているのがポイント高いです。アスファルトが溶けそうなくらいの暑さの中、コメを使った宮城県の発泡酒と、スパイスの効いたカレーを買い食いしました。 台…

【番外31】シンガポール チャイナタウン

これまで各国のチャイナタウンを訪れましたが、シンガポールのものは実に巨大です。14世紀にはこの地で中華系の住民が確認されており、今やシンガポールの人口550万人のうち、74%を中華系が占めます。出張最終日、帰国のフライトまでの時間だけでは…

【213】文京区白山 都内きってのあじさい神社

6月11日(日)に撮影したまま、ブログを書けずに1週間が過ぎてしまいました。このさき1週間もあまり時間が取れそうにないので、ざっと写真だけ載せることにします。東京23区内随一のあじさいの名所として有名な白山神社。今回のコンセプトは「紫陽花…

【212】杉並区堀ノ内 あじさい巡礼

東京メトロ丸ノ内線の新高円寺駅から京王井の頭線の西永福駅まで、あじさい巡りの徒歩旅をしてきました。写真を撮りながら3時間くらい。寺、川、鉄道の沿線で見事なあじさいを拝むことができました。 堀ノ内という住所にある妙法寺です。裏門へ続く参道の両…

【211】台東区小島 鳥越祭の宵宮

東京下町の祭シーズンのトリを飾る鳥越祭の1日目。本社神輿の宮入りを翌日に控え、各氏子町会の神輿は午後7時を過ぎると火が入りました。今回私が担いだ小島一丁目町会は、隣の小島二丁目東、同西の神輿とともに連合を作り、3基で並んで練り歩きました。…

【210】渋谷区代々木 明治神宮御苑の花菖蒲

うっそうとした木々が茂る森の小道を抜けると、視界が開けて紫や白の菖蒲田が広がっていました。1893年(明治26年)、昭憲皇后のために植えられたのが始まりだそうです。御苑の入場料は維持管理費500円。園内には加藤清正が堀ったとされるエメラル…

【209】練馬区向山 ガラガラの遊園地であじさい鑑賞

今年で15回目を迎えるという、としまえんのあじさい祭り。そんなの毎年やっていたなんて初めて知りました。見頃には気持ち早めでしたが、150種1万株以上のあじさいが植えられているだけあって見事でした。としまえんに来たのは20年以上前、大学3年…

【208】台東区モノマチエリア ノートを求め文具屋めぐり

9回目を迎えた「モノマチ」、だいぶ世の中に定着してきた感があるようなないような。御徒町、蔵前、浅草橋に点在する職人さんや問屋さん、小売店など170の参加者が出店する年に一度の雑貨イベントです。文具や食器、アクセサリーや革製品など、「mono ma…

【207】台東区浅草 観音裏の三社祭

全国ブランドの三社祭も、浅草寺から離れると様相が変わります。今年は観音裏と呼ばれる言問通りを挟んだ浅草公園の北側で神輿を見物してきました。ここまで来る観光客は少なく、地元密着感の強い三社祭を見ることができます。 浅草4丁目あたりです。地元商…

【206】千代田区外神田 神田祭

子供の頃から必ず神輿を担いできた神田祭、今回は仕事が入り、無念にも全く参加できませんでした。この祭りは2年1回、楽しみは再来年までお預けとなりました。祭り気分はせめて味わおうと、最終日14日の夕方近くに神田明神へ。生ビールを買い、高台にあ…

【番外30】神奈川県三浦市 小さな港の鄙びた食堂

三崎港から起伏のある道を自転車でおよそ20分、宮川という小さな港を訪れました。その入り口に、「まるよし」という古びた食堂がありました。三崎といえばマグロですが、あえて「はば」という海苔の定食を注文。風通しの良い窓際の席から港を眺めつつ、ビ…

【205】台東区東上野 下谷神社大祭

気がつけば1年が経ち、下谷の大祭から始まる下町の祭りシーズンが今年も到来しました。草木茂る下谷神社の境内に足を踏み入れると、子供の頃に地元の神田明神でかいだ生臭い葉っぱの匂いがして、少年時代の祭りの記憶が蘇りました。 下谷神社の祭りは最終日…

【204】文京区弥生 異界の階段

農学部がある東京大学弥生キャンパスの裏手に、上りと下りで段数が異なる「お化け階段」があります。初めてこの階段に出くわしたとき、そういう階段とは知らなかったのに、異界的な空気を感じたことを覚えています。 クルマが通れない細い道をつなぐ階段。文…

【203】台東区柳橋 隅田川を泳ぐ鯉のぼり

久しぶりに隅田川へ行ったら、なぜか遊歩道にたくさんの鯉のぼりが飾られていました。今年から、地元の町会が「隅田川こいのぼりフェスティバル in 柳橋」というのを企画することになったそうです。グーグルで検索すると、たしかに読売と東京新聞が記事にし…

【番外29】長崎県佐世保市 軍港の夕暮れ

帝国海軍の軍港だった佐世保は、今も海上自衛隊、海上保安庁、在日米軍が拠点とする基地の街です。市内を見て回る時間はほとんどありませんでしたが、護衛艦に落ちて行く夕日が印象的でした。横須賀のどぶ板通りのような繁華街は、日本周辺の情勢が緊張して…