Shooting Tokyo

東京を撮り歩く

【14】台東区浅草 三社祭

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5月に入ると東京の下町は祭りの季節、毎週どこかで神輿が練り歩いています。なかでも第3週末は江戸三大祭りの1つに数えられる三社祭が行われ、台東区の北半分が賑わいます(南半分は6月第2週末の鳥越祭で)。この祭りは荒っぽい担ぎ手が多いと言われ、何かしらの騒動が起きてニュースになることもしばしばです。

 

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三社祭浅草寺の隣にある浅草神社例大祭です。氏子町会は44つ、神輿は約100基と、神田祭が行われる神田明神の108氏子町会、神輿約200基に比べると規模は小さいです。しかしパワーと熱気は三社のほうがあるように感じます。

 

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見物客の多い場所では担ぎ手がはりきり過ぎ、神輿が速く前に進みがちです。先棒を押して速度を調整します。

 

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江戸の祭りというと神輿に目が行きがちですが、お囃子はムードを盛り上げるのにとても重要な役目を担っています。横笛を吹ける人が全国的に減少しているという話を、今から10年以上前に聞いたことがあります。今はどうなっているのかは分かりません。

 

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小さな子供は山車を引き、その後にお菓子をもらうのが楽しみです。先頭で操舵しているこの男性、とても大変なはずです。何十人もの子供が引く山車は結構速スピードが出るため、踏ん張ってブレーキをかけないといけません。

 

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神酒所に神輿が戻ってきました。神輿を誘導する木頭の腕の見せどころです。集団ヒステリー状態に陥っている担ぎ手たちの息を上手に合わせ、金色の鳳凰が踊り羽ばたくように神輿を揺らさなくてはなりません。

 

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終わった後は舟和の芋ソフトクリームが人気のようです。

 

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いつもは観光客ばかりの伝法院通りも、この日は地元町会の法被を着た人の姿が目立ちます。なぜ「地元町会の人」ではなく「地元町会の法被を着た人」と書いたかというと、下町の祭りは地元住人の担ぎ手が減り、神輿を出すために外部から人を集めるケースがあるからです。

 

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こちらはお疲れのご様子。

 

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子供のころは神輿を担いだり山車を引くより、みんなでこうして道路で遊ぶほうが楽しい、私もそうでした。

 

Sony NEX6で撮影