【20】台東区鳥越 鳥越祭
6月第2週末に催されるこの祭りは、どの氏子町会も神輿がでかいです。とくに鳥越神社の宮神輿は重さ4トン、千貫神輿と呼ばれ、都内最大級。本来は法被を来た人しか担げないのですが、一瞬でいいからと部外者が沿道から乱入し、流血の乱闘騒ぎに発展することで有名です。あいにくの空模様にもかかわらず、今年も熱気ムンムンでした。
鳥越といえば夜祭りです。提灯を付けた神輿が何基も連なり、蔵前橋通りを練り歩く光景は幻想的です。提灯がゆらゆら揺れることから、「お化け神輿」とも呼ばれています。
鳥越神社の周囲にはたくさんの出店が並びます。やはり今年は妖怪ウォッチ。メダルを賞品にしたクジ引き屋が数軒出ていました。しかしメダルを当てている子供はついぞ見かけませんでした…。
金魚すくいでイモリをゲット。長生きしてほしいです。
鳥越神社のお膝元、宮元町会の宮入参拝。この町会には特権があります。日曜の夜に宮神輿が宮入りする際、ここの氏子が最後に担いで睦に引き渡します。興奮が最高潮に達する祭りのクライマックスです。ただ、このときに沿道から乱入者がなだれ込んでくるので要注意です。私も昨年、知人の好意で担がせてもらいましたが、命の危険を感じました。
神田で生まれ育った私は、お囃子のリズムを聞くと自然に体が揺れてしまいます。
2000円かあ。祭り通の人は、「祭」という文字が背中に入った法被は着ません。各町会の名前を入れてカスタマイズしたほうが売れそう。
にぎやかな鳥越神社も、境内の裏に回るとお囃子が遠くなり静かです。鳥越祭を最後に東京下町の祭りシーズンは終わり、梅雨、そして夏を迎えます。
※1枚目はRicoh GR、2枚目以降はFuji X20で撮影