【21】文京区湯島
聖と俗が混在する街です。江戸時代、出会い茶屋という男女の逢い引き場が並んでいたそうです。いまホテルが多いのはその名残りなのでしょうか。学問の神様を祀った天神様があるだけに、中学、高校生がよく訪れています。行き帰りにキャアキャア騒ぐ姿が目に浮かびます。
小学生のころ、文京総合体育館で水泳を習うため、この界隈を通っていました。なんて宿泊費が安いホテルなんだろうと、看板を見て不思議に思っていました。江戸時代は男性同士の発展場もあったそうです。
湯島天神の男坂。登ると境内に出ます。階段手前を右に曲がると女坂があります。
正式名称は湯島天満宮。言わずと知れた菅原道真を祀った受験の神様です。これは権現造りの本殿。現在のものは19年前に建てられたそうです。暑い日でしたが、中は風が通って気持ち良さそうでした。
全員が合格できないのは、天神様はこんなにたくさんの願い事を聞くことができないからかもしれません。
天神様の横にある湯島食堂。入ったことはありませんが、自然食を出すレストランらしいです。蔦に覆われ、雰囲気のある建物です。
民家の前に咲いていました。
湯島天神が有名ですが、妻恋神社という素敵な名前の社もあります。日本武尊が東国を平定する際、現在の東京湾上で遭遇した嵐を鎮めるために妃が入水。彼女を恋い慕って建立したそうです。やはりホテル街のど真ん中にあります。
水中メガネで有名なSWANSのメーカーの東京支社です。ここにあるとは今まで気付きませんでした。本社は大阪です。
三組坂を登りきったところにあるサカノウエカフェ。居心地よかったです。
※Sony NEX6で撮影