【番外4】静岡県御殿場市 富士総合火力演習
陸上自衛隊の東富士演習場で毎年夏に行われ、一般公開されています。今年は3億5000万円分の実弾が富士の裾野に撃ち込まれました。山中での訓練ながら、島嶼部の奪還を想定しており、ちょっと滑稽な感じもしました。およそ3万人の観客が押し寄せ、簡易トイレの前は大行列でした。
撃たれて燃えているわけではありません、90式戦車が砲弾を発射している瞬間です。花火なんてものじゃない、空気が揺れ、爆音が響き渡ります。着弾した3キロ先からは振動が伝わってきます。
一般入場券の応募倍率は24倍。年々増加しており、今年は過去最高だそうです。
2010年から配備が始まった最新の10式戦車、通称ヒトマル戦車です。滑らかにスラロームしながら砲撃していました。他の戦車と情報共有しながら戦うのが特徴です。しかし日本は防衛政策の主眼を島嶼部に移しつつあるので、機動力に弱い戦車部隊はだんだんと不要になる可能性があります。
地雷原を攻撃するミサイルです。
精密誘導爆弾JDAMが投下されました。レーザー照射で目標に正確に誘導されます。
陸上部隊を下ろした輸送ヘリCH-47。
演習最終盤でようやく雲が切れてきました。しかし、砲撃の煙もあって富士山はほとんど見えません。