Shooting Tokyo

東京を撮り歩く

【51】中央区日本橋 日銀・三越界隈

三越の裏手に回って日本銀行本店を撮影しようと思ったら、一般開放日とかで予約なしで本館に入ることができました。三井財閥が開発したこの辺り一帯は、石造りの荘厳な建物がたくさん残っていて、パリやロンドンを感じさせます。三菱が開発した丸の内の雰囲気も悪くありませんが、こちらのほうが好きです。

 

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東京駅も手がけたザ・日本の建築家・辰野金吾が設計し、明治29年(1896年)に竣工した日銀の旧館です。この日は一部が一般公開されていました。

 

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旧館の広場にあるこれ、馬の水飲み場です。明治時代、お金を運ぶのに馬が使われていたそうです。

 

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日銀が建つ場所は、もともと江戸幕府の金座、つまり金貨の製造施設だったそうです。でも当初の本店はここではなく、隅田川沿いの永代橋のたもとにあったとのことです。

 

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建造中の写真が展示してありました。足場はもちろん鉄ではなく、木のようです。返還前の香港で見た足場は竹でした。今はどうなっているのでしょうか。

 

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紙幣は本店、支店の倉庫にこんな感じで保管されているそうです。これで40億円! だいたい3カ月分くらいの在庫を抱えていると、日銀の人が教えてくれました。市中から日銀に戻って来た紙幣は、1枚1枚偽札チェックにかけられるそうです。

 

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日本橋川にかかる常磐橋から東洋経済新報社の本社を臨みます。

 

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常磐橋公園に立つ渋沢栄一の像、そして日雇いまたはホームレスとおぼしき人たちが。日本の資本主義の父と呼ばれる彼は、この国の経済の現状をどう見ているのでしょうか。

 

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さて、三越のほうに戻ってきました。左が百貨店、右は三井住友信託銀行です。パリみたいです。この辺り、休日に散歩すると普段より空いていて最高です。

 

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三越の正面玄関には暖簾がかかっているんですね。しばらく行っていなかったので知りませんでした。

 

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これも初めて気付きました。粋ですねえ。

 

日本橋室町、本石町界隈は、再開発でCOREDOやマンダリンオリエンタルホテルといった新しい名所がどんどん誕生していますが、江戸や明治を感じさせる街並みもしっかりと残っています。

 

Sony RX100で撮影

 

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