Shooting Tokyo

東京を撮り歩く

【77】中央区新川〜佃島 中央大橋両岸

新川のオフィス街を抜けて霊岸島の東岸に出ると、視界が一気に広がります。隅田川沿いの遊歩道から中央大橋を渡り、佃島に向かう散歩道は開放感いっぱいで、歩いていると幸せな気持ちになれます。この日は曇り空で、本来の魅力を伝えきれないのが残念です。

 

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霊岸島東岸に整備された、南北に細長い「新川公園」。桜がきれいに植えられ、満開の時期だけでく、紅葉の季節もハッとする美しさです。向こうに見えるのは佃島のマンション群です。

 

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同じく新川公園。逆方面を写しました。永代橋が見えます。公園の入り口には「船員教育の発祥の地」という碑が立っています。明治に入って海運要員の育成が急務になったことから、大久保利通の命を受けた岩崎弥太郎が「三菱商船学校」をこの地に創設。東京商船大学(現・東京海洋大学)へと発展しました。

 

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新川公園から隅田川を臨みます。川はここで2本に分岐、1つはそのまま直進して隅田川として東京湾に注ぎ、もう1つは左に折れて晴海運河となり、豊洲のほうを回って東京湾にたどり着きます。

 

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中央大橋を渡り、佃島に来ました。石川島播磨重工業(現・IHI)跡地の再開発事業が進み、今は超高層のタワーマンションが立ち並んでいます。江戸時代末期には、犯罪者の更生施設「人足寄場」がありました。鬼平犯科帳で有名な火付盗賊改方長谷川平蔵の発案だったそうです。

 

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都内きっての花見の穴場だと思っています。桜と隅田川、広い空の組み合わせが秀逸、しかも混雑していません。シートを敷いている人もいますが、基本的に付近の住民の憩いの場のようで、バカ騒ぎする客は見かけません。

 

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高層マンションの1階にある中華料理店。テラス席が気持ちよさそうなのですが、まだ入ったことがありません。カフェならもう少し気軽に利用できるのに、といつも思います。

 

Sony RX100で撮影

 

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