Shooting Tokyo

東京を撮り歩く

【116】品川区北品川 漁村の面影を訪ねて

江戸時代は大いに賑わっていたであろう旧東海道品川宿、現在の商店街も頑張っている様子が伺えます。昔ながらの履物屋あり、甘味処ありで、カメラ片手にぶらつくには持ってこいです。近くの運河には船が係留され、かつて漁村だった面影が残っています。

 

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ゴジラが上陸したポイントとして有名な八ツ山橋を渡り、商店街の北口から歩き始めました。授業の一環なのか、女子学生が商店街を取材していました。新実商店は精米店です。

 

f:id:konob301:20151021234418j:plainテレビの散歩番組でよく登場します、履物屋の丸屋。慶応元年に創業、150年目を迎えたそうです。売っているのは靴ではなく、雪駄や下駄、草履です。

 

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昔はおもちゃ屋だったのに、今はタバコ屋なんだあ、と思って撮影しましたが、よく見たら「ホビー」ではなく「ポピー」。でも男性客の雰囲気と店がマッチしていたので、結果的に悪くないスナップになったかと。

 

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新しめの店もありました。書店を兼ねたカフェです。

 

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 商店街を離れ、かつての「品川浦」へ。江戸時代は水揚げ量が豊富、海苔の養殖も盛んだったそうです。現在は屋形船が係留する舟だまりとなっています。1798年には鯨が天王洲に迷い込み、漁師が捕獲。その骨が近くの利田神社の境内に埋められ、鯨塚として残っています。

 

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 商店街の和菓子屋「枡翁軒」でみたらし団子を買い、舟だまり周辺にあったベンチに座って食べました。タレは甘めでもちもち。バラ売りで買えず、5本一気に食べたら、さすがに胃にずっしりときました。

 

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 舟だまりに面した一角に、古い木造住宅群が残っていました。

 

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こちらは商店街と第一京浜の間にある住宅街。古くからの住人が多いようです。第一京浜はクルマでたまに通りますが、交通量が多い幹線道路から一歩入ると、こんなに静かで生活感溢れる景色が広がっているとは思いもしませんでした。

 

Ricoh GRで撮影

 

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