【127】千代田区神田神保町 古書店街で師走を感じる
神保町もこの時期になると歩きたくなる街です。三省堂の洋書コーナーで日本の本とは違うインクの匂いをかぎながら、クリスマス関連の書籍を見るのが好きだったからです。残念なことにその売り場は大幅に縮小されましたが、毎年の恒例になっているので界隈をぶらりとしてみました。
すずらん通りにある老舗書店の東京堂。本のデパートの三省堂より尖った品揃えでお気に入りです。3年前にリニューアルし、精算前の本を持ち込めるカフェが併設されました。
こうして改めて見ると、見事に書店の看板が並んでいます。早稲田をはじめ都内の他の書店街は衰退の一途をたどっていますが、神保町はまだまだ健在です。書店ブックマートがABCマートに変わっていたのにはショックでしたけど…。
気になる古本を見つけて一度足を止めてしまうと、次から次へと興味深い本を見つけてしまい、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
先日他界した水木しげるさんの絵葉書を見つけました。
古い建物があちこちに残っているのも、神保町という街の特徴です。
絵本や洋書を多く扱うBOOK HOUSE。米国の書店を思わせる造りで、この時期はクリスマスの雰囲気が漂っています。
神保町交差点から水道橋方面に足を伸ばすと、猿楽町の裏道に神田カトリック教会があります。創立明治7年の古い教会です。
三省堂裏に古くからある喫茶店、ミロンガとラドリオです。さぼうると並んで有名なので、訪れたことがある人も多いと思います。ミロンガではアルコールしか飲んだことがありません。
いもや。ここのとんかつが大好きです。入店すると、「とんかつですか」と聞かれます。とんかつ屋なのに他に何があるんだ、と最初は思いました。とんかつとはロースかつのことを指しているのだと分かりました。カウンター席に置かれた漬け物が食べ放題です。
こちらは餃子の名店スイートポーツです。ご飯と一緒に食べるのがたまりません。写真の女性お二人、店の前で入るか入るまいか悩んでいる様子でした。入ったほうがいいです。
※Nikon D7100で撮影