【142】北区西ヶ原 バラ薫る旧古河庭園
バラの匂いをかぐと、母親の香水でひどく車酔いをした幼い日のことを思い出します。明治期の洋館前に広がる庭園には約90種・180株ものバラが植えられ、風がそよぐと、ふんわりとバラの薫りが…。
足尾銅山の経営で成功した古河財閥の邸宅、迎賓館だったもので、現在は国有、東京都が借り受けて都立庭園として一般公開しています。当初は陸奥宗光の邸宅だったそうです。第2次大戦後に財閥は解体されましたが、今も古河電工や富士通など系譜は続いています。
バラもたくさん、人もたくさん。ゴールデンウィーク最終日でしたから、仕方ありません。フレームに入らないよう撮影するのは、どうやっても不可能でした。
こうやってアップで撮ると、造花みたいです。バラの香水の匂いは今も苦手ですが、本物の薫りは平気でした。洋館にはカフェも併設されています。バルコニーでコーヒーでも飲んでボーっとしたいところでしたが、混んでいたのであきらめました。
※Nikon D7100で撮影
2014年9月に訪れた際の投稿です。