【170】千代田区三崎町 半世紀ぶりに復活
千代田区神田三崎町という住所だと思い込んでいましたが、ブログを書く段になって千代田区三崎町だったということに気づきました。1968年の住居表示再編で「神田」が消えていたんですね。その神田三崎町が2018年度、半世紀ぶりに復活します。神田の冠がつくのを住民が切望し、変更することになったそうです。古い街ながら木造住宅はほとんど残っておらず、日本大学や大原簿記など学校が目立ちます。西端には日本橋川が流れ、その上を首都高池袋線が走っています。
日大は付属校を含め全国にありますが、この三崎町が発祥の地だそうです。1889年に日本法律学校として誕生、この地には原点の法学部が今もあります。キャンパスは塀で囲まれておらず、商業ビルやマンションに混じって校舎が点在しています。正面の高層ビルは東京ドームホテルです。
水道橋駅に近づくと、プロレス関連のショップがちらほら。線路をはさんだ北側にプロレスの聖地・後楽園ホールがあるからでしょうね。
三崎神社は江戸時代、参勤交代をする全国の大名が立ち寄る社だったそうです。もともと本郷にあったそうですが、いくどがの移転を経て、明治期にこの地へ。
街の西端に行くと日本橋川が流れています。このあたりは出版社や製本屋が多く、右岸の茶色のビルは、昨年までベースボールマガジン社でした。ハンカチ王子がらみで週刊誌を賑わせた社長のもとで業績が悪化、ビルを売却して日本橋浜町に移転しました。
三崎町の南側は千代田区西神田です。中古レコード店は、本当にレコードを売っていました、CDではなく。
※Nikon D800で撮影