【１７３】新宿区下落合 目白駅下の小径を抜けて
不案内な山手線目白駅で下車してみたら、駅前交番の脇に小さめの魅力的な階段を発見。衝動に駆られて下ってみると、今度は和風旅館が入り口に立つ小径に吸い寄せられました。上り坂になったその道を抜けると、そこは都内でも有数の高級住宅街でした。
階段を降りると、ホームの真横に出ました。線路沿いに進めば高田馬場ですが、右手に魅惑的な小さな上り坂を見つけてしまいました。
道の入り口には、こんな旅館が。表からはうかがい知れませんが、どういう類の宿なのでしょうか。川村学園という気品ある女子校が近いので、まさか連れ込み宿系ではないとは思いますが。
小径を挟んだ旅館の向かいの民家の敷地にはこんな蔵が立っています。三つ巴の紋があるので、少し離れていますが、坂を上がったところにある豊坂稲荷のものでしょうか。
その豊坂稲荷。創建時期は不明。もともとは、駅の反対側の学習院内にあったそうです。
稲荷神社を過ぎると、住宅街に出ました。ここは皇族や徳川家の邸宅などがある、都内屈指の高級住宅地です。通行に邪魔でも木を伐採せず、道路のほうを木のほうに合わせています。住民の要望もあったのでしょうか。金持ちの余裕を感じてしまいました。
かつては近衛家の邸宅だったそうです。今は日立の福利厚生施設として使われています。
おとめやま公園。なんてロマンチックなネーミングだろうと思ったら、「乙女山」ではなく「御留山」でした。この辺りは徳川将軍家の鷹狩場で、一般の人は立入禁止ということでそう名付けられたそうです。
この池は湧水だそうです。
もっと撮り歩きたかったのですが、この公園での撮影中にSDカードが不調に陥り、シャッターが切れなくなってしまいました。残念。
※Ricoh GRで撮影
