【181】新宿区中井 坂の街に佇む古民家
中井は20数年前、夜中に大学の先輩のアパートを訪れて以来です。あの時は車で、しかも暗かったので意識していませんでしたが、とても坂が多い街なんですね。平行して走る8つの坂に、1から8まで番号が振られていました。「四の坂」に作家の林芙美子が住んでいた大きな古民家が建っており、紅葉したもみじとの組み合わせに見入ってきました。(これまた3週間ほど前に撮影したものです)
自伝的小説「放浪記」で有名な(読んだことありませんが)林芙美子が、1951年に亡くなるまでの10年間暮らしていた家です。広い庭に、大きな木造の家屋が2つ建っています。
棚に食器が置いておいてあり、今も生活しているような感じで保存してありました。新宿区立が管理し、一般に開放している施設なので仕方ありませんが、写真右のほうに見える消防施設が残念。
紅葉が見事というほかありませんでした。日が当たる部屋の畳に寝そべり、庭を眺めてみたかったのですが、建物の中には入れません。
おそらく様々な草花が植わっていそうなので、秋以外の季節も訪れると良いかもしれません。
記念館の建つ「四の坂」。
それぞれの坂の入り口には、味のある表示が掲げられています。
「八の坂」を登ったところに中井御礼神社という古そうな社がありました。創建時期は不明だそうです。狛犬は古すぎて崩れそうなので、金網の籠で覆われていました。
※Nikon D800で撮影
以下のブログが、林芙美子記念館に行ってみようと思ったきっかけです。