Shooting Tokyo

東京を撮り歩く

【185】台東区上野公園 カメラを持ってデトロイト美術館展

リーマン危機でゼネラル・モーターズが倒産した直後の7年前、デトロイトへ行きました。どこもかしこも空き家だらけ、火が暮れてからはとても出歩けない雰囲気でしたが、デトロイト美術館にはこの街がかつて栄華を極めた証がありました。世界から集めた名作約6万5000点のうち、今回の日本ツアーでは52点が展示されています。上野の森美術館では月と火にかぎり、写真撮影が可能です。

 

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フランスの画家、モーリス・ドニが1892年に描いた「トゥールーズ速報」。展示は印象派、ポスト印象派、20世紀のドイツ絵画、20世紀のフランス絵画の4つに区分けされており、この絵はポスト印象派ゾーンにありました。

 

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 デトロイト美術館展の顔、そしていちばん人気のゴッホの「自画像」。みんな撮影しまくりでした。東京都美術館で開催していたゴッホゴーギャン展にもいくつか自画像がありましたが、麦藁帽子をかぶったデトロイト美術館のこの絵がいちばん有名な気がします。

 

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 ピカソアルルカンの頭部」。実際にデトロイト美術館で見たかどうか記憶にないのですが、今回の美術展でいちばん印象に残った作品です。

 

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 写真を撮れるのはとても喜ばしいことだったのですが、意識が撮影にばかり向いてしまって、鑑賞にいまいち身が入りませんでした。

 

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メキシコ出身の壁画画家、ディエゴ・リベラによる「デトロイトの産業」 。フォード・モーターの工場内の様子です。これは上野の森美術館の入り口に展示されている複製で、実際の作品はデトロイト美術館のホールの壁一面に描かれています。

 

f:id:konob301:20161228132933j:plain美術館はそこに所蔵されいてる作品と、作品が収められている建物を一体のものとして楽しむものだと私は思っています。その点、デトロイト美術館は荘厳な造りで名作の数々と釣り合いが取れていましたが、上野の森美術館は淡白すぎてやや残念でした。

 

Ricoh GRで撮影

 

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