【218】台東区上野公園 淫靡な夜市
恒例の上野夏まつりが始まりました。といっても、8月13日までの期間を通じて連日催されるのは、不忍池のほとりに立つ骨董市くらい。裸電球の下に並んだガラク、いや骨董品はどれも怪しく、池から漂う蓮の匂いと相まって、淫靡な空気を放っています。
上野広小路からの入り口から不忍池に入り、池を右回りに歩くと、ボワーっとした光が見えてきます。5、6軒の骨董屋が並んでいます。
古銭とか木彫りの仏像とか、時代と空間を超え、さまざまなものが不忍池に集められています。
弁天堂。この辺りは「ポケモンGO」の聖地でしたが、今や誰もスマホ片手に歩いている人はいませんでした。
なにか視線を感じると思ったら、弁天堂の屋根から猫がこちらを覗いていました。
蓮とあじさい、そして光り輝く弁天堂。
夜市は午後9時までとなっていますが、みんな早めに店仕舞い。弁天島に並ぶ屋台も含め、9時前には撤収し、池は暗闇に包まれていました。
※Nikon D7100で撮影