【229】練馬区光が丘 かつて飛行場だった公園
黄色くなった銀杏並木が美しいということで、初めて訪れてみました。広大で静かで、穏やかな時の流れる素晴らしい公園でした。それにしてもこんなに広い土地、しかも隣に大型団地、戦前は旧軍の施設だったに違いないと思って調べたら、やはりそうでした。成増飛行場という帝国陸軍の飛行基地でした。
有名な銀杏並木。残念ながら、葉はほぼ散っていました。この並木道と並行して滑走路があったようです。
本当に広いです。小金井公園など、東京西部にある公園のような広さです。平日だったため、人も少なく、静かな空気が流れていました。暖かければ芝生に寝そべり、魔法瓶に入れたコーヒーとともに読書でもしたいものです。
家族連れ、といっても平日だからか、お母さんと子供という組み合わせが多かったです。
カモが泳ぐ池もありました。
もともとは1940年、紀元2600年記念事業として公園になる予定だったそうです。それが1942年、太平洋に浮かぶ空母から米軍機が突如飛来。旧軍は防空体制を強化するため、周辺の農地を強制買収して成増飛行場を造ったそうです。戦後は米軍住宅地として接収され、1973年の全面返還後、光が丘団地と公園が整備されたそうです。
※Nikon D800で撮影
光が丘公園の歴史は、こちらのページを参考にしました。
【所長日記】戦争と平和:光が丘から歴史を巡らす2|まちセン日記