【230】千代田区神田岩本町 繊維問屋街で大バザール
江戸の繊維問屋街の発祥地・神田岩本町で年に2回、大規模な「ファミリーバザール」が催されます。およそ200の露店が紳士・婦人服、靴下、手袋、革製品、靴などを路上に並べます。ほとんどが有名ブランド物ではなく、百貨店などに卸す前の状態の商品という触れ込みなので、本当に安くなっているのかはよく分かりませんが、冷やかすだけでも楽しめます。
30年ほど続いているこのバザー、今回で77回目だそうです。毎年、初夏と晩秋の2回行われています。オフィスビルが立ち並ぶこの界隈は週末は閑散としていますが、バザーのときは大いに賑わいます。
敷物の上に婦人靴をザーっと並べて、豪快な売り方。掘り出し物を見つける楽しさを味わえそうです。
格好良さを求めて足を運ぶと、がっかりするかもしれません。商店街によくある昔ながらの洋品店が扱っているような商品がほとんどのような気がします。
「爆熱王」という、足元を温めるスリッパというか、靴下を売る店がたくさんありました。初めて見ましたが、近頃の人気商品なのでしょうか。
歯や舌は作り物だそうです。
江戸時代に神田川が人工的に造られ、その土手沿いに古着屋が並んだのが神田の繊維問屋街のはじまりだそうです。問屋街は今、お隣の日本橋馬喰町に移りました。写真は東神田の交差点付近です。夕暮れどきの空と、黄葉したイチョウの組み合わせに惹かれました。
※Sony α6300で撮影