Shooting Tokyo

東京を撮り歩く

【232】台東区上野桜木 広角15ミリの寛永寺

久しぶりに10ー20ミリ(APS-C)のズームレンズを持ち出し、秋の寛永寺周辺を広角レンズで撮ってみました。

 

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徳川家の菩提寺寛永寺の中心的存在である根本中堂。境内の鐘楼は、黄色くなったイチョウの大木に囲まれていました。松尾芭蕉が「花の雲、鐘は上野か浅草か」と歌った寛永寺の鐘はこれではなく、上野公園内の大仏近くにあります。

 

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元々の根本中堂は公園内の噴水あたりにあったそうですが、幕末の上野戦争で焼失しました。現在の中堂は、1879年に川越喜多院の本地堂をこの場所に移築したものだそうです。

 

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根本中堂のすぐ近く、1666年に創建された浄名寺。寛永寺を構成する36坊の1つだったそうです。境内にずらりと並ぶ地蔵は圧巻でした。

 

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谷中霊園。最後の将軍、徳川慶喜の墓があります。広角で撮るとうら淋しい感じになりました。

 

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霊園を抜けると大雄寺という寺があり、境内に立派なクスノキを見つけました。勝海舟山岡鉄舟と並び「維新の三舟」と呼ばれた幕臣高橋泥舟がこの下に眠っているそうです。維新は近代日本の幕開けでしたが、混乱によって多くの困窮者も生み出しました。政府は養育院という施設を作って彼らを収容しました。亡くなった際に引き取り手がいないと、大雄寺が埋葬、供養をしたそうです。

 

Nikon D7100で撮影

 

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