【番外35】茨城県つくば市 霊峰・筑波山
つくばエクスプレスの開通で都心からのアクセスが便利になり、ちかごろは高尾山と並ぶ人気のハイキングスポットです。大型連休の前半、混雑覚悟で行ってきました。予想を裏切らない人混み、しかし関東平野を見下ろす山頂からの眺めも期待を裏切らない絶景でした。今回は写真が多めです。
始発の秋葉原駅からつくばエクスプレスで終点のつくば駅まで、快速ならおよそ45分。ものすごく近いです。ただし、つくば駅から筑波山までがシャトルバスで50分くらいかかるのが難点です。まずは筑波山神社で参拝してから山頂を目指しました。
といいつつ、疲れるのが嫌いなのでケーブルカーで一気に男体山の山頂へ。神社から麓のケーブルカー駅まで向かう途中、山菜を売っていました。たらの芽なんて天婦羅にしたら堪らないです。
標高800メートルにある山頂駅までわずか8分。展望台からの景色です。
展望台にある食堂でカツ丼をいただきました。すごく美味。家族が食べた茨城産鶏を使った親子丼、人気の福来しょうゆラーメンも少し味見をしました、かなり美味しかったです。
筑波山には標高871メートルの男体山、877メートルの女体山の2つの山頂があります。まずは男体山の頂へ。ここへはどうしても歩かなくては行けません。奇岩が多いことで有名な筑波山、わずか20分の道のりとはいえ、ハイキングとは呼べぬ険しい登りでした。
山頂には筑波山神社と筑波大学が共同で運営する気象観測所がありました。ここでの気象観測のはじまりは、なんと1893年(明治26年)。1902年(明治35年)に通年観測ができるよう観測所が設置されたそうです。現存の年季の入った建物は1929年(昭和4年)に建てられたもの。この険しい山道、どうやって建材を運んだのか謎です。
男体山山頂からいったんケーブルカー山頂駅に戻り、疲れたので茶屋で休憩。ラムネを一気飲みしました。
さらに団子も。表面をカリカリに焼いてから、くるみ味噌を塗ります。五平餅とか、こういうの大好きなんです。
樹齢800年の「紫峰杉」。大混雑の山頂駅から徒歩5分の山道に神々しく立っていました。今回の筑波山ハイキングで最も気に入った場所です。他に見に来ている人がおらず、とても静か。尾根を風が渡るたびにザワザワと枝が揺れ、何かを話しかけてくるようでした。
今度は女体山山頂へ。徒歩20分くらいです。
山つづじが見事、春があふれていました。
女体山の山頂は絶景を撮る人、人、人で閉口しましたが、たしかにその価値はありました。私は大混雑の頂を避け、少し横にそれたところに見つけた岩テラスのようなところから関東平野を眺めました。なぜかここには人が来ませんでした。
※Sony α6300で撮影