【265】港区高輪 赤穂浪士が眠る泉岳寺
赤穂浪士の47人(プラス1)が眠る寺としてあまりに有名です。播磨赤穂藩主の菩提寺で、浅野内匠頭の墓もあります。47人は討ち入り後、本所から泉岳寺まで歩き、主君の墓前に吉良上野介の首を供えたと言います。寺の背後には高輪の台地をが控え、白金まで抜ける住宅街は、坂の町独特の変化に富む面白い散歩コースでした。久しぶりの投稿で、写真多めです。
1612年創立の曹洞宗の寺で、元々は江戸城の桜田門近くにあったそうです。1641年の寛永の大火で焼け、高輪に移転しました。
門前にある懐石の紋屋。食べログ5000に入る人気店のようです。価格もかなりのもの。
浅野家の家老、大石内蔵助の家紋が土産物屋のあちこちに。
門前には大石内蔵助の像が立っていました。討ち入りの連判状を手に、江戸方面を睨んでいます。
この門は、鉄砲洲(現在の築地の聖路加病院辺り)にあった浅野家の上屋敷の裏門を移築したもの。この門の向こうに赤穂浪士の墓があります。
赤穂浪士が切腹した際、返り血がついたと言い伝えられている岩です。
四十七士と浅野内匠頭、その妻、さらにもう1人の墓があります。討ち入りを切望しつつも、周囲の反対で叶わず、討ち入り前に切腹した萱野三平のものです。
墓地の見取り図です。
行きは都営浅草線の泉岳寺駅で下車しましたが、帰りは東京メトロ南北線の白金高輪まで歩くことにしました。寺の脇から伸びる細く曲がりくねった坂道を登り、そして下り、20分ほどでした。
白金高輪駅がある桜田通りに出ました。正面に見えるのはシェラトン都ホテルです。
※Sony α6300で撮影