【70】文京区湯島 湯島聖堂
寺社が初詣で賑わうこの時期、神や仏が祀られているわけではない湯島聖堂はどんなことになっているのだろう、そう思って1月4日に行ってみました。元旦から4日までは正月特別参観ということで、いつもは週末と祝日しか扉が開いていない大成殿が公開されていました。受験シーズン間近のせいか、参拝客がけっこういました。
湯島聖堂には子供のころから何度も訪れていますが、大成殿の中をきちんと見たのは初めてです。孔子や孟子といった儒家の像の前に、お供え物がずらりと並んでいました。
正面から見た大成殿。孔子廟なので中国っぽい雰囲気です。映画「少林寺」や、ジャッキー・チェンの古い作品に出てきそうな寺院です。1797年に建てられたかつての建物は関東大震災で被災、現在の建物は1935年に再建されたものだそうです。
江戸時代に幕府の学問所として創設され、現在の東大や筑波大、お茶の水女子大の起源となっただけに、受験の合格祈願に訪れる人が多いようです。
境内(と呼ぶのでしょうか)からニコライ堂が見えます。
高さ4.6メートルの世界最大のこの孔子像は、1975年に台湾のライオンズクラブから贈られたものだそうです。
木が鬱蒼と茂る湯島聖堂は、セミの声に包まれる真夏に訪れるのがおすすめです。夏にまた写真を撮りに行こうと思います
※Sony NEX-6、最後の1枚のみRicoh GRで撮影