2015-01-01から1年間の記事一覧
2015年も最後はアメ横で締めます。この雑踏に揉まれないと、1年を終わることができません。みなさま、本年もありがとうございました。良いお年をお迎えください。 アメ横の本通りを歩くとなぜか大晦日を感じます。わさわさした雰囲気のせいでしょうか。…
群馬県太田市にあるB級テーマパークの三日月村に向かって車を走らせながら、年末なので念のため営業の有無を電話で確認、なんと誰も出ませんでした。すでに埼玉県の羽生PAまで来ていたため、引き返さずに目的地を変更、世界遺産の日光東照宮へ行くことにしま…
薬研堀不動尊を中心に、江戸時代から続く年末の恒例行事です。もともとは正月飾りの市だったそうですが、いまは東日本橋や馬喰町周辺の衣料問屋が出店します。小学生のころ、親に連れられ行ったのを思い出します。胸の部分にでかでかと「Renoma」と書かれた…
まったく土地勘のない荻窪駅に降り立ち、改札を出たところにあった地図を凝視すると、「読書の森」という面白そうな公園を見つけました。さらにその先には「角川庭園」なるものが。「セーラー服と機関銃」の角川と何か関係あるのか? ということで巡ってきま…
神保町もこの時期になると歩きたくなる街です。三省堂の洋書コーナーで日本の本とは違うインクの匂いをかぎながら、クリスマス関連の書籍を見るのが好きだったからです。残念なことにその売り場は大幅に縮小されましたが、毎年の恒例になっているので界隈を…
12月は銀座を歩きたくなります。たくさんのクリスマスカードが棚に並ぶ伊東屋で温かい気持ちになり、ティファニーのウィンドウを覗いてため息をつき、光に包まれた京橋のオフィスビル「東京スクエアガーデン」まで歩きました。 宇宙というか、未来というか…
ここ1、2年、クリスマスマーケットという言葉をにわかに耳にするようになりました。広場に雑貨や食べ物の屋台が立ち並ぶ、ヨーロッパで中世から続く歳時だそうです。本場は石造りの街並みで雰囲気良いのでしょうね。日比谷公園も悪くはありませんが、この…
師走です。あまり寒くないのでピンときません。それでも、秋葉原駅前に立つUDXビルでは、毎年恒例のクリスマスイルミネーションが灯り始めました。ロマンチックなイメージからは程遠い街ですが、ここの電飾はなかなかゴージャスです。 青果市場のあった秋…
撮りまくるぞ!と期待に胸膨らませ足を運んだのですが、正直「ん?」。緑色の葉がまだ多く、しかも黄色くなった葉はすでに枯れかけていました。今年の都内のイチョウは、綺麗に黄葉しきれないまま散ってしまいそうです。それでも有名な並木道を見ようと、週…
江戸時代に染井村と呼ばれたJR駒込駅周辺は、大名屋敷の庭を手掛ける植木屋が多く集まっていたそうです。そこから生まれたのが「ソメイヨシノ」。今や全国に咲く桜の8割を占める品種は、ここが発祥です。二葉亭四迷が眠る染井霊園から、かつて東京外国語…
今年の秋は、都内の紅葉が少し遅い気がします。あまり気温が下がらないからでしょうか、朝目覚めて布団から出るときも、冷気を感じることがありません。何とか秋らしさを探そうと、大川を渡って隅田公園へ行きました。 メグ・ライアン主演の映画「恋人たちの…
等々力渓谷を歩いていたら、「野毛大塚古墳」という看板が立っているのを見つけました。ネットで調べると、世田谷区には多摩川に沿って古墳群があることを知りました。渓谷から一直線に伸びる階段を登り、住宅街を抜けると、たしかに立派な前方後円墳があり…
浅草橋の自宅から電車でたかだか40分ほどでしたが、東急大井町線等々力駅の改札を出た瞬間、遠くまで来たなあと感じました。駅の真横に踏切が、駅前に都市銀行ではなく信用金庫がある風景のせいかもしれません。あるいは、すぐそばの渓谷の森から流れてく…
自転車や徒歩で何度も通っている界隈なのに、初めて見るラーメン屋がふと目に飛び込んできました。そしてじっくり周囲を見回してみたら、絵になりそうな年季の入った建物がけっこう残っていることに気づきました。無味乾燥なオフィス街だと思って通過してい…
昨年の一の酉は浅草の鷲神社へ、今年は新宿の花園神社に来てみました。昨年の浅草よりも、人出が少ないように感じました。景気が良くて熊手を買う必要がないのか、熊手にカネを回す余裕がないほど景気が悪いのか。実態経済とは無関係に、日本郵政の株価だけ…
江戸時代は大いに賑わっていたであろう旧東海道の品川宿、現在の商店街も頑張っている様子が伺えます。昔ながらの履物屋あり、甘味処ありで、カメラ片手にぶらつくには持ってこいです。近くの運河には船が係留され、かつて漁村だった面影が残っています。 ゴ…
子供のころからちょくちょくハゼ釣りに来ている江戸川放水路、当時に比べると水が綺麗になりました。この川は上流が堰き止められている一方で、河口は東京湾とつながっており、潮の満ち干きによってのみ水の入れ替えが行われています。ハゼが生息するには適…
居並ぶ大邸宅の中でもひときわ目を引く洋館が、目白の高級住宅街にドーンと立っています。鳩山一郎元首相が暮らした「音羽御殿」です。関東大震災の翌年の1924年に完成、現在は「鳩山会館」として一般公開されています。多くの政界関係者が訪れ、ソ連と…
ずいぶんと年季の入った家々が残っているなあ、絶好の被写体だなあ、なんて思いながら自転車で通りかかってから約1カ月、築地の木造建築の街並みが「危機遺産リストに入った」というニュースを先日見かけました。ああ、あれか!ということで、カメラを持っ…
JR赤羽駅から15分くらい歩いたでしょうか、不思議な空間に引き込まれました。広大な敷地に3、4階建ての建物がずらりと並び、まるで校舎と寮が混在するアメリカの大学の巨大キャンパスのよう。しかし、そこを歩くのは若い学生ではなく、高齢者ばかりでし…
自衛隊の艦艇36隻と航空機37機、さらに米・韓・豪・印・仏の艦船が一堂に会す光景は圧巻でした。護衛艦「むらさめ」に乗って横須賀から約2時間、相模湾で行われた観艦式を見てきました。日差しが降り注ぐ中、沖合は風が気持ち良く、帰りはデッキの床で…
甲府駅から徒歩5分、一見するとバブリーな結婚式場のような敷地のこの地下に、広大なワイン貯蔵庫があるとは想像できません。大正時代に創業したワイナリーのサドヤは、昭和に入って岩が転がる荒地を開墾、自社畑で育てたブドウからワインを醸造するように…
街の魅力を伝えるこのブログ本来の趣旨から外れますが、日曜夜の秋葉原を歩いていたら、ドンキホーテの斜め前にハシゴ車が止まり、周りに大勢の人だかりが出来ているのを見つけました。客引きをするメイドさんに聞いてみると、「アライグマが木に登っている…
台場のイメージがすっかり定着したフジテレビですが、1997年までこの地に本社がありました。おそらく当時は局員の落とすカネで賑わっていたのでしょうが、今は地味な商店街です。現在のランドマークは東京女子医大でしょうか。電線が妙に目につきました…
隅田川といえば春、滝廉太郎の歌にもなっています。しかし、今の時期も「秋の桜」が咲いて散策に絶好の季節です。清洲橋付近の遊歩道には花壇があり、近くの住民が植えた秋桜(コスモス)が毎年見事に開花します。 花壇には毎年、キバナコスモスが植えられて…
麻布。いい響きです。上品で洗練された街というイメージが頭に浮かびます。しかし、東京メトロの広尾駅から10分ちょっと歩くと、都会のど真ん中らしからぬ豊かな水を湛えた釣り堀「衆楽園」が現れます。そよそよと吹く風に当たりながら釣り糸を垂れていた…
あべのハルカスを超える日本一高いビルを作るそうです。いい味を出していた日本ビルヂングが取り壊されるのは少し残念です。隣のJXビルや朝日生命ビルも一体で再開発する巨大プロジェクトのようで、完成は2027年度。そのとき日本経済はどうなっている…
伊藤博文が通った柳橋の料亭街も、今はほとんど面影がありません。数少ない名残りの1つが、「ルーサイトギャラリー」です。かつての芸者宅を改装した隅田川沿いの骨董店兼カフェは、テラスに出ると心地良い風が吹いています。 昭和の流行歌手でもあった市丸…
まだ公衆電話が主流だったころ、 錦糸町のラブホテル街近くにあった運送屋でアルバイトをしていたことがありました。早朝の荷分け作業に向かう途中、若いフィリピン人女性たちが電話をする姿をよく見かけました。故郷の大切な人と話していたのだと思います。…
那覇市から本島北部の本部町へクルマで向かう途中、「世界遺産、今帰仁(なきじん)城跡」の看板を見つけました。沖縄本島に三国志の時代があったことはおぼろげながら知っていましたが、ネットで検索すると、北部地域を治めていた北山王の城跡と分かりまし…