【番外12】沖縄県備瀬 岬の古集落
人口580人の古い集落が、南国の強い陽射しを遮るフクギ並木に覆われ、本部半島の北端に静かに佇んでいます。縦横に走る細道には白砂が敷かれ、その向こうにはエメラルドの海が顔を覗かせます。あまりに美しく、木々の中を歩く自分に酔いしれてしまいました。
沖縄本島の気温は30度以上、しかし備瀬の集落内は冷んやりとしています。道の左右に植えられたフクギ(福木)のおかげです。塩害や風害に強いこの木は、防風林の役割を果たしているそうです。
住所は国頭郡本部備瀬。美ら海水族館からクルマで10分もかからない場所にあるため、私のような観光客が目につきます。また、集落の雰囲気に惹かれて移住してくる人たちも少なくないそうです。昔からの住民の努力で景観は守られてきました。
道の向こうにチラリと海が。
コンビニのような商店。かつては漁師だったそうです。その名残りの浮きが軒先に吊るされ、何かのおまじないのよう。
こちらの民家は、シーサーを含めて全般的におしゃれでした。
集落内にあるカフェ「チャハヤブラン」。東シナ海に浮かぶ伊江島を臨みます。
金時氷をいただきました。豆がふっくらしていて、実に美味でした。
おまけ。宿泊した本部町のホテルから。
※Sony RX100で撮影