【122】豊島区駒込 ソメイヨシノ生誕の地
江戸時代に染井村と呼ばれたJR駒込駅周辺は、大名屋敷の庭を手掛ける植木屋が多く集まっていたそうです。そこから生まれたのが「ソメイヨシノ」。今や全国に咲く桜の8割を占める品種は、ここが発祥です。二葉亭四迷が眠る染井霊園から、かつて東京外国語大学があった西ヶ原まで歩きました。
染井霊園は、青山や谷中、雑司が谷など都内に7つある都立墓地の1つ。大きな霊園を歩くの嫌いではありません。ときおり不気味さを感じるときもありますが、シーンとしていて穏やかになれます。
「東海道中膝栗毛」を書いた二葉亭四迷の墓がありました。本名・長谷川辰之助というんですね。歴史の授業で誰もが習っと思いますが、読んだことありません。
園内には100本のソメイヨシノが植えられているそうです。秋なのでとうぜん咲いていませんが、桜は紅葉も綺麗だと思います
駒込駅から霊園に向かう途中の染井通り沿いに、東京スイミングセンターがありました。北島康介選手を輩出した名門スクールです。
エキゾチックな石造りの塀だな、と思ったら、天理教の寺でした。
染井霊園から巣鴨方面へ。本妙寺という寺に向かう途中の小道で出会いました。
本妙寺には、刺青奉行の遠山の金さんの墓がありました。右手前の半分しか写っていない大きな墓石がそうです。
蕃書調所を起源とする東京外語大が、2000年までここにありました。高校時代に学校見学をしたことがあります。ずいぶん小さな大学だな、と思った記憶があります。いまは府中市に移転し、跡地は老人ホームや公園になっています。
※Nikon D7100、5、6枚目はRicoh GRで撮影