【205】台東区東上野 下谷神社大祭
気がつけば1年が経ち、下谷の大祭から始まる下町の祭りシーズンが今年も到来しました。草木茂る下谷神社の境内に足を踏み入れると、子供の頃に地元の神田明神でかいだ生臭い葉っぱの匂いがして、少年時代の祭りの記憶が蘇りました。
下谷神社の祭りは最終日の3日目、日曜日がいちばん盛り上がるようです。2日目土曜日の昼間は、神輿はこの子供のものくらいしか見かけませんでした。
本祭りと陰祭りが隔年で交互に行われます。今年は陰。本祭りの際に氏子が競い合って担ぐ下谷神社の本社神輿(写真)は、今年は最終日に山車に乗って各町内会を巡行するだけです。本社神輿は重さ4トン弱あるそうです。これだけ重量があると、みんなで担いでもなかなか持ち上がらないものです。
下谷神社は奈良時代の創建。都内で最も古いお稲荷様だそうです。現在の社殿は昭和9年に完成、東京大空襲も生き延びました。周囲には神具や仏具を扱う店が集まっています。
神社のお膝元にある町会、宮元町会の半纏を着ています。いい具合に色がかすれ、帯も決まっています。
下谷の祭りは露店が多いと思います。気温が高かったので、かき氷やタピオカジュースなどが人気のようでした。
金魚すくいにも良い季節になってきました。
GW中ですが、部活帰りに立ち寄ったのですかね。
神社のすぐ横には、東京の下町らしい古い家々が。この辺りには境内の草木の匂いが漂っていました。
※Sony α6300で撮影