【１６５】中野区東中野 生まれ変わっていた日本閣
「に〜ほ〜んか〜く」と歌が流れるテレビコマーシャルをご存知でしょうか。３０年以上前のＣＭだったと思います。その日本閣が東中野にあったと知ったのは、つい最近のことです。いや、今もあります。ＣＭで紹介されていた広い庭はなくなり、現代風の結婚式場と、高層マンションに建て替わっていましたが。
ＪＲ総武線の東中野駅東口から東へ５分くらい歩くと、神田川に出ました。川沿いは、私が住む浅草橋近辺の神田川と違って遊歩道がきれいに整備されています。遠くの正面に見えるのが、日本閣が再開発されて２００７年に建った高層マンションです。ツインタワーです。
現在の日本閣です。駅前にあります。ニューヨーク近代美術館を参考にデザインしたので、新生・日本閣の名前にはＭＯＭＡの住所であるＷｅｓｔ ５３ｒｄを拝借したそうです。当時のＣＭからだけのいい加減な記憶ですが、昔の建物は洋館というか城ぽかったような。
駅前の飲み屋街。猥雑な感じがいい味をだしていました。
日本閣の近くを流れる神田川。下流の秋葉原や浅草橋あたりと比べると水に透明度があり、底が見えました。
神田川の周辺は住宅街です。この橋の向こうには、中野第３中学校という帰国子女を受け入れる区立中学があります。わたしの友人がそこで教えています。最近は帰国子女とうより、日本に住む外国人の入学希望者が多いそうです。
東口の駅前に、大盛軒という渋い食堂を発見。看板メニューの「鉄板麺」を注文すると、肉たっぷりの野菜炒めが熱い鉄板に載って出てきました。カリカリに揚げたにんにく、タバスコをかけていただきます。ご飯が進む。ラーメンもついて約９００円とお得、でも量が多い。
氷川神社。１０３０年に創建された、かつての中野村の総鎮守だそうです。境内は木々に囲まれて涼しく、神社特有の静寂に包まれていました。年季の入った狛犬はとても古そうでした。
※Ricoh GRで撮影
