Shooting Tokyo

東京を撮り歩く

【46】小金井市桜町 江戸東京たてもの園

ここ、楽しいーー写真を撮りながら純粋にそう思える場所でした。江戸時代から昭和中ごろまで、東京の歴史的建造物30棟が保存されています。大正時代を彷彿させる洋館に併設されたカフェで飲んだコーヒー、とても美味しかったです。

 

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外国人女性が大胆に裸足で下りて撮影に興じていました、世界恐慌時に大蔵大臣、その後に首相を務めた高橋是清の住居です。赤坂の青山通り沿いにあったそうです。

 

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ガラスも当時のものなのでしょうか、歪んだ感じがレトロで印象的でした。二二六事件で暗殺されたのはこの二階です。

 

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蜘蛛の巣の向こうに見えるのは、1893年、養蚕業が盛んだった多摩地域で製糸会社を設立した西川伊左衛門の別邸です。西川製糸(昭島市)の生糸は品質が良く、1926年の米フィラデルフィア万博でグランプリを受賞しました。戦時中に軍需工場への転換を余儀なくされ、現在は西川総業という化学メーカーとして存在しているようです。

 

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市電ターミナルとして隆盛を誇った神田須田町にあった万世橋交番です。つい最近まであの界隈にあったような記憶がありますが、たしかボロボロでした。遠くに見えるのは、渋谷発・新橋行きの都電です。1962年に製造された車両です。

 

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下町が再現されたエリア。左から2軒目の文具店・武居三省堂神田須田町から移築されてきたものです。関東大震災後に防災対策を施されて建てられた「看板建築」で、前面がタイル貼りです。

 

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足立区の千住元町にあった銭湯「子宝湯」。1929年築。

 

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歩き疲れたのでひと休み。新宿区信濃町にあった1910年築の洋館「デ・ラランデ邸」内にあるカフェでアイスコーヒーを注文しました。氷もコーヒーでできているので、最後まで味が薄くなりません。

 

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三井家の11代当主の屋敷です。1952年に港区西麻布に建てられたものだそうです。あまりの広さに驚きました。江戸川乱歩の小説の舞台になりそうな邸宅です。

 

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こちらは1937年に建てられた「常盤台写真館」。まだ東京郊外という位置づけだった板橋区常磐台にあったそうです。写真スタジオなので採光しやすいように作られたのだと思います、窓が大きいのが印象的でした。

 

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江戸時代、八王子城下の治安維持を担っていた千人同心という組織の組頭の家です。茅葺き屋根で農家っぽい外見でした。

 

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たてもの園は小金井公園内にあります。写真を撮るには最高ですが、最寄りの東小金井駅武蔵小金井駅のどちらからもバスに乗らないといけないのが少し面倒です。徒歩だと20分ぐらいかかります。

 

Ricoh GRで撮影

 

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