【番外6】山梨県北杜市白州町 台ケ原宿
島崎藤村が「夜明け前」で描いた木曾路の馬籠宿も、こんな感じだったのでしょうか。台ケ原は旧甲州街道の宿場町で、今も古い建物がポツンポツンと残っています。見どころは狭いエリアに集中していますが、醸造所や信玄餅の店など、密度の濃いスポットばかりでかなり楽しめます。
1750年から続く造り酒屋、山梨銘醸です。七賢という、とても美味しい日本酒を造っています。
白州は水が綺麗なことで有名です。サントリーの「南アルプスの天然水」とウイスキーの工場も近くにあります。この美味しい水と地場の米から、七賢は造られているそうです。
有料でいろんな種類の利き酒ができます。運転しなくてはいけないので、残念ながら試せませんでしたが。
建物内にはレール跡らしきものが。昔はこれを使って酒や原料を運んでいたのでしょうか。
こちらは信玄餅の金精軒。信玄餅の製造・販売元は2つあり、駅などで売られているのはたいてい桔梗屋の「桔梗信玄餅」です。しかし「信玄餅」の商標を持っているのは金精軒です。ここの生信玄餅、感動の美味しさです。
夏は限定商品の水信玄餅が人気だそうです。NHKなど複数のテレビ番組で取り上げられたため、店内は大混雑。朝から並ぶ人もいるそうです。
一般の住宅と古い木造建築が混在しています。
昨年開店した、くぼ田という蕎麦屋に寄りました。写真の右端に載っているのは蕎麦味噌です。混んでいたため、席に着いて料理が出てくるまでに時間がかかりましたが、待ったかいがありました。
今回の投稿は9月上旬に撮影したものです。少し古くてすみません。
※Sony NEX6で撮影