【75】千代田区九段南 千鳥ヶ淵
忙しさにかまけて更新をだいぶサボっていました。気がづけば47日ぶりの投稿です。
戦没者墓苑と靖国神社があるため、夏のイメージが強い九段ですが、都内屈指の桜の名所でもあります。九段会館、武道館、千鳥ヶ淵など、桜と組み合わせて撮影すると絵になりやすいランドマークが点在しています。すぐ近くのインド大使館が敷地内で屋台を出していて、ビールで喉を潤しました。
千鳥ヶ淵緑道の入り口から見た堀。千鳥が羽を広げた形に似ていることから、「千鳥ヶ淵」と名付けられとか。桜の季節によくテレビや新聞に登場する風景です。
ボートに乗るにはかなり並びます。10年くらい前だったと記憶していますが、1時間くらい待って乗ったことがあります。俳優の宇崎竜童さんが漕いでいるのを目撃しました。
緑道沿いには約260本の桜の木が。大変な人出でしたが、敷物を広げて宴会する人は見当たらず、大人の花見という趣です。桜と景観の管理にはコストと手間がかかるため、沿道で千代田区が募金をしたり、老木を伐採して作った箸などを販売しています。
緑道沿いにあるインド大使館が敷地を開放し、桜フェスティバルを開催していました。インド料理のスパイシーな香りが漂っていました。夕食が近い中途半端な時間だったので、タンドリーチキンを食べるのは我慢し、Indian Bossというビールだけいただきました。タイのShing-haやシンガポールのTigerなど、東南アジアのビールに近い味でした。
松下村塾で学んだ後に倒幕運動に参加し、明治政府で内務相を務めた品川弥二郎の像。関東大震災で倒れた後、再建されたそうです。その向こうは靖国神社の鳥居。
靖国通り沿いから牛ヶ淵を臨みます。塔がある中央の建物は九段会館、戦前は予備役の訓練や宿泊施設として利用された軍人会館でした。二・二六事件で東京に戒厳令が敷かれると、ここに司令部が置かれました。2011年3月11日の東日本大震災で天井が崩落し、現在は閉鎖されています。
昭和館のあたりから、武道館をバックに。
同じく、牛ヶ淵の水面をバックに。まだ蕾も多く、満開ではありませんでした。