【197】北区王子 飛鳥山公園からソメイの故郷へ
今年の桜はなかなか満開になりませんが、そのぶん長く花見を楽しめます。江戸時代から花見客でにぎわってきた飛鳥山公園、そしてソメイヨシノが誕生した駒込の旧染井村まで歩きました。
都内で桜満開宣言が出た4月2日(日)、都内にある飛鳥山公園の桜は5~6分咲きといったところ。靖国神社の標本木で満開宣言を出すのはやめたほうがいいのでは、と思いました。
それでも花見客で溢れていました。さすがは江戸時代以来の桜の名所。8代将軍吉宗が、庶民の行楽地にするため桜を植えたのが始まりだそうです。
露店が出ていて、まだ肌寒いのに金魚すくいもありました。
飛鳥山公園を後にし、ソメイヨシノ発祥地の文京区駒込まで歩きました。ここはかつて染井村と呼ばれ、植木職人が多く集まっていたそうです。ここで売り出された桜の品種が、のちにソメイヨシノとして全国に広まったそうです。写真は、都立染井霊園から駒込駅へ続く染井通りの横道です。
染井霊園の桜もまだ満開ではありませんでしたが、午後の光に包まれ、輝いていました。
※Sony α6300で撮影