SONY α6300
季節の進行とともに太陽が低くなり、昼間でも光を生かして撮影しやすくなってきました。陽の光と相性の良いススキが群生している都内のスポットをネットで探したら、「特にお勧め」として向島百花園がヒットしました。箱根の仙石原のような量ではありません…
明治27年から35歳で亡くなるまでの8年間、正岡子規が暮らした家が鶯谷のラブホテル街にあります。故郷の松山から母親と妹を呼び寄せ、ここで結核と闘いながら俳人としての活動を続けたそうです。庭に出ると、生い茂る草木から夏の匂いがしました。 昭和…
毎年7月9、10日に開かれる浅草寺のほおずき市、例年は夕暮れ時に訪れますが、今年は趣向を変えて明るい真昼間に行きました。仄暗い中に裸電球が浮かぶ情景は見られませんでしたが、ほおずきと一緒に売られている風鈴に強い日差しが反射し、夏の到来を感…
今年も大盛況でした、合羽橋の七夕祭り。テキ屋の屋台ではなく、沿道や地方のリアル店舗が露店を出しているのがポイント高いです。アスファルトが溶けそうなくらいの暑さの中、コメを使った宮城県の発泡酒と、スパイスの効いたカレーを買い食いしました。 台…
今年で15回目を迎えるという、としまえんのあじさい祭り。そんなの毎年やっていたなんて初めて知りました。見頃には気持ち早めでしたが、150種1万株以上のあじさいが植えられているだけあって見事でした。としまえんに来たのは20年以上前、大学3年…
気がつけば1年が経ち、下谷の大祭から始まる下町の祭りシーズンが今年も到来しました。草木茂る下谷神社の境内に足を踏み入れると、子供の頃に地元の神田明神でかいだ生臭い葉っぱの匂いがして、少年時代の祭りの記憶が蘇りました。 下谷神社の祭りは最終日…
農学部がある東京大学弥生キャンパスの裏手に、上りと下りで段数が異なる「お化け階段」があります。初めてこの階段に出くわしたとき、そういう階段とは知らなかったのに、異界的な空気を感じたことを覚えています。 クルマが通れない細い道をつなぐ階段。文…
仕事をさぼった若いサラリーマンが住宅街をふらふら歩いていると、バラック建ての家の中でなにやら話している男女が目に留まります。花の行商人を装って何度もその家に通うようになった会社員は、やがて女性と…。吉行淳之介の短編「薔薇の販売人」は、小石川…
歴史的建造物が並ぶ日本橋界隈は、この時期になると荘厳な雰囲気に桜が華を添えます。三越から日本銀行に抜ける道、丸善から東京駅方面に続く道は、美しい花トンネルができていました。やっと満開になったのに、花冷え続きなのが残念です。 日本橋一帯で「桜…
今年の桜はなかなか満開になりませんが、そのぶん長く花見を楽しめます。江戸時代から花見客でにぎわってきた飛鳥山公園、そしてソメイヨシノが誕生した駒込の旧染井村まで歩きました。 都内で桜満開宣言が出た4月2日(日)、都内にある飛鳥山公園の桜は5…